今、『elu(える)』というイラスト販売サービスが話題になっていますね。

・eluってどんなサービス?
・どんなものが売れるの?
・販売手順は?
・他のサービスとの違いは?
・NFTとはちがうの?
これらへの回答をまとめてみました。波に乗り遅れないためにぜひチェックしておきたいですね。
eluってどんなイラスト販売サービスなの?
eluとは?
eluはあなたの一枚絵を数量限定で販売できます。 出品もとてもかんたん!販売する画像をアップロードして商品名と販売数を入力するだけです!
https://elu.jp/
2021年6月上旬よりスタートしておりますが、まだテスト段階で、一般公開はもう少し先のようです。テスターは随時募集しているようなので早めに登録しておくといいかもしれませんね。
下記にサービスの概要をまとめました。
- 画像データの販売(png、jpg、mp4 (H.264 / AAC-LC)、mp3、wav、txt、docx、pdf、gif)
- 利用用途の設定可能
- 販売値段は500円〜50,000円から選択可能
- 販売個数:10~50個(確認できた限り)
- 販売期間:10日~1ヶ月 (確認できた限り)
- 最大サイズ:4096px、4.12MB(確認できた限り)
- サービス手数料は6.8%
- Apple Pay、Google Pay、クレジットカードに対応
- サンプルにはモザイクなど、買うとダウンロードできる仕様
- 成人向けコンテンツは禁止
- 二次創作は要注意
- リクエスト機能も実装予定か?
1枚絵の販売サイトと謳っているものの、mp4やmp3、pdfといった動画や音声、ドキュメント形式のデータもアップロード可能な仕様です。今後、サービスの拡張を予定しているのかもしれませんね。
販売個数・期間、データサイズ(ピクセル数・容量)については、公開されていなかったため、すでに出品されてるものを確認した数値となります。
二次創作についてはボカしたような規約となっており、同人誌などと同様に自己責任ということになりそうです。
売れるの?
運営者のけんすうさんのツイート
すでに30万円売り上げてる人も出てます。すごい。
https://twitter.com/kensuu

けんすうさんのTwitterでもたくさんの出品者さんが紹介されてますが、なかなか売れているようですね。
キングコング西野さんも注目

キングコング西野さんのVoicy「西野亮廣エンタメ研究所」でも先日紹介されていました。
実際に出品したところ、1万円のイラスト限定10枚が即日完売だったとのことです。
西野さんは有名な方なので売れて当然かもしれませんが、希望のある結果ですよね。
実際の出品手順
- 事前会員登録
- 絵を描く(アナログであれば撮影)
- eluにアップロード
- 販売枚数と価格を決める
- 出品
これだけ。超簡単ですね笑。
注意点として、まだテスト段階のサービスの為、審査に時間を要するかもしれません。早めに登録しておくと良さそうです。
類似サービスとの比較
類似サービス
・通常のイラスト販売サイト
Boothなどの販売サイトですね。eluは限定販売という点と、アナログ絵を画像データとして出品できるという点が違いますね。
・支援サイト
FANBOXやFantiaなどですね。elu同様限定のサービスですが、サブスク型また会員限定という点が異なりますね。
・作成依頼サービス
代表的なものとしてSkebが挙げられます。Skebもクリエイター支援要素が類似してますが、依頼を受けてから作成する点が大きく異なりますね。
・投げ銭
Youtubeのスーパーチャットなどが代表的ですね。投げ銭も支援要素が強いですが、eluのように対価として絵が必要ではないです。
NFTとの違い
NFT(Non-Fungible Token)とは、ブロックチェーン技術を用いることで、唯一性を付与されたデジタルデータおよび、そのような唯一性の付与に関連する認証技術の総称のことです。
なお、NFTについては、新たなアート市場「NFT」でのイラスト販売方法で解説しています。
簡単に言うと、デジタル絵を複製できないようにし希少性を持たせることで、モナ・リザのような有名絵画同様に高い価値が生まれる。という技術やサービスのことですね。
eluはブロックチェーン技術を使用していないので、画像データのコピーが可能です。また、限定販売であるものの複数枚販売が可能なため、唯一性はありません。クリエイター支援ができるサービスと捉えられます。したがって、NFTとは根本的に異なるということですね。
まとめ
数量限定販売という、これまでの販売サイトと最新のNFTとの中間のようなサービス『elu』。支援サイトや投げ銭といった要素も備えており、今後の動向に着目していきたいですね。